2006バスケットボール世界選手権。

アルゼンチン 79(21-16,16-13,22-15,20-18)62 ニュージーランド

ニュージーランドの大健闘でしたが、最後はアルゼンチンの底力が上回りました。

やはり、ジノビリはスーパースターです。

勝負所には必ず絡んできて、確実に仕事をこなしていました。

最終Qの終盤まで、3Pが1本も来ないという片肺飛行の状態で、苦しいながらも各Qで

確実に点差を広げていったアルゼンチンの試合運びは見事でした。

外がダメなら内があるといったところで、ポスト、ペネトレートを色々な形で仕掛けてい

き、相手をファウルトラブルに追い込み、フリースローを得ていきました。

「こんな形でも勝てると」いうところを見せ付けた試合でしたが、やはり3Pシュートが

これだけ来ないと、なかなか相手を突き放す事は難しいです。

まあ、次戦もこれだけ3Pが来ないというのは考えにくいのですが、アルゼンチンにとっ

ては気持ちを引き締める、良い材料になったかもしれませんね。



イタリア 68(15-19,14-14,19-21,19-21)71 リトアニア

最後までもつれた試合でした。

第4Qに入り、リトアニアがマシャウスカス等の活躍により、徐々に差を広げて行ったと

きには、これで決まった」と思ったのですが、イタリアの3P+の4Pプレーにより6点差

となってからは、また一気に緊迫した試合になりました。

最後はお互いに緊張したのか、フリースローが入らないという状態になり、結局リトアニ

アが逃げ切ったのですが、イタリアとしては追い上げの主役となっていたベリネッリが、

最後の最後でフリースローを外してしまったのは悔やまれるところです。

ただ、ベリネッリはまだ20歳の若手であり、彼に依存しなければならなかったことは、

イタリアというチームの限界だったのかもしれません。


この試合、最後まで競った良い試合だったのですが、オフィシャルの不手際が試合に水を

差しました。

今大会何度かオフィシャルのミスのより試合が中断する場面がありますが、本来こういっ

た仕事というのは日本人の特意とする所だったはずです。

これから大事な試合が続きますので、世界に中継されて恥ずかしくないように、役割を

果たしていただきたいと思います。



トルコ 90(20-19,24-17,16-24,30-24)84 スロベニア

前の試合に続いて、最後までもつれましたが、最終的にはトルコが押し切りました。

主導権が両チームの間を行ったり来たりしていましたが、フリースローの確率が悪くミス

も多かったスロベニアは、なかなか自分達の時間を継続できませんでした。

最終Q、一旦逆転されたトルコでしたが、大事な場面でのシュート確率が良く、逆転する

事に成功しました。

試合を見ていて感じたのは、2010年に世界バスケを開催するトルコの、モチベーショ

ンの高さです。

若いチームではありますが、コートとベンチが一体となった雰囲気が感じられ、この先も

簡単には負けないだろうと思われます。

とは言うものの、次の対戦相手はアルゼンチンなんですよね。