インカレ7日目。(女子最終日。)

http://intercollege.jabba-net.com/2006/results_all.html?mw=2

昨日ここに書き込んだように、女子決勝からの観戦となりました。

実際見ていた時の印象と、BOXスコアの数字がかけ離れていたので驚いているのですが、

ここは自分の印象に基づいて書いてみたいと思います。

前半は吉田、市野、野村といった4年生が引っ張っているように感じました。

特に吉田の積極的なペネトレートは、桜花学園大学のディフェンスを切り裂いて、全く止ま

る感じがしませんでした。

市野、石川のツインタワーもゴール下を良く支配して、桜花学園大学の3本柱にインサイド

で仕事をさせませんでした。

これは全く私の勘違いかも知れ無いのですが、市野、石川のブロックアウトの位置がいつも

より低かったのではないでしょうか。

オールラウンドな仕事の出来る桜花学園大学の3本柱に対して、ある程度外を捨てて中を抑

えにいったのではないかと推測してみましたが、実際のところはどうだったのでしょうか。

前半頑張った4ねんせいがの勢いが若干弱まった後半は、石川の一人舞台といった感じでし

た。

あれだけリバウンドに絡んでゴールにねじ込んでくれれば、外からのシュートも打ちやすい

というものです。

さしもの名木も、高さでは石川に一歩譲るようでした。


日体大は3年ぶりのインカレ制覇で、単独の最多優勝校となりました。

私の記憶の中では、日体大は常に憎らしいくらいに強く、優勝するのが当たり前だったので

すが、ここ数年間はインカレのみならず関東リーグ戦タイトルすら取れませんでした。

私の中では、筑波大学の優勝を阻む憎っくき敵役のような存在だったのですが、吉田のひた

むきなプレーを見ているうちに、段々情が移ってきてしまいました。

常勝を要求されるチームの中で、今の4年生は本当に苦労したと思いますが、最後に大きな

タイトルが取れて報われたのではないでしょうか。


吉田選手はアシストも多いけれど、コートの外に転がったボールを拾いに行く回数も多いん

ですよ。(皆さん気づいてましたか。)

ともすれば強気一辺倒に見られそうですが、実は非常に気がつく繊細な性格なんだと、私は

勝手に思い込んでいます。

日体大のキャプテンとして、本当にお疲れ様でした。(MVPおめでとうございます。)

まだオールジャパンが残っていますが、楽しんでプレーして欲しいですね。


そして3位に入った筑波大学の櫻田です。

私を関東女子バスケットボールに引きずり込んだ張本人。

最後のインカレ勝たせてあげたかったなあ。

MIPでなくMVPをあげたかった。

櫻田を見続けたことで、吉田や関根といった素晴らしい選手にめぐり合う事が出来ました。

櫻田の卒業=大学女子バスケットボールからの卒業(私の)と確信していたのですが、今気

持ちは大きく揺れています。

まあその時(シーズン)が来て、自分の心がコートに誘われるようでしたら、また来年も観

客の1人として体育館を訪れる事でしょう。

全ては心のままに、チーン。(何のこっちゃ!)



女子の決勝の後男子の準決勝も見たのですが、こちらはこちらで面白かったです。

東海大学の4年生が入学した年、U−18の日本代表が5人ということもあり、「すぐにで

も黄金時代を迎えるのでは」と思っていたのですが、以外に時間がかかりました。

しかし時間がかかっただけあって、完成度の非常に高いチームになっているようです。

明日は竹内(兄)を擁する慶応大学との決勝ですが、東海大学に分がありそうですね。

4年前のウインターカップ決勝で、洛南と北陸が激突しましたがその時の両校の主役だっ

た竹内兄弟と石崎がシャッフルされて再びあいまみえます。

TV中継もありますし、楽しみな1戦ですね。