新年を迎えて、雑感。

このブログの更新を休んでから、随分と経ってしまったように感じています。

その間、我が愛するスティーラーズは2連覇の夢を断たれ、ジュビロも無冠が確定してし

まい、望みの綱はシャンソンだけとなってしまいました。

そのシャンソンは今日アイシンAWを破り、今期の2間獲得に可能性を残しています。

是非ともこれまで歴史を作ってきた選手達の有終の美を飾る為にもにも、2冠獲得と

いう結果を残して欲しいと思います。


さて、昨年末から年頭にかけて色々な事がありましたが、印象に残ったというよりもふと

思ったことは、ラジオのニッポン放送でやっていた「チャリティー・ミュージックソン」

を何気なく聞いていた時に思い出したことです。

この番組は、「チャリティー」というぐらいですから当然「人のために」という気持ちが

前提となって成立しています。

私が思い出したのは、今から約20年前に「大学ラグビー選手権3連覇」という今でも並

ぶもののない金字塔を打ち立てた「同志社大学ラグビー部」の事でした。

それまで関東勢に独占されていた選手権を、第17回大会で初めて関西にもたらすと、そ

こから5年間で4回の選手権を獲得しました。

5年間で唯一選手権を逃した第18回大会も、「世紀の大誤審」と言われた「同志社選手

のラフプレーによる一発退場」が大きな敗因となり、もしそれがなければ5連覇もありえ

た強力なチームでした。

この間排出したプレーヤーも、平尾、林、大八木、東田、土田、弘津、武藤、綾城など、

多士済々。

その同志社大学ラグビー部を、大学選手権3連覇の年にNHKが特集しました。

その番組のエンディングで、3連覇を果たした選手たちに、「何のために戦いますか?」

と言う質問が投げかけられました。

すると選手たちは、平尾選手が「自分のために、自分のプライドのために」、と言ったの

を皮切りに、15人全員が「自分のために戦う」と言い切ったのです。

当時「チームのために、みんなのために。」と言うのが模範解答だったのですが、彼等の

発言はとてつもなく「カッコイイ」ものでした。


しかし今、もしこのような発言をするチームがあれば、批判される事はあっても、賞賛さ

れる事はないでしょう。

人のために何かをする事が当たり前だったからこそ、許された言葉。

自分の事しか考えない風潮がはびこっている現代では、許されない言葉。


そんな時代だから、「チャリティーミュージックソン」を聴きながらこみ上げて来るるも

のを感じ、あの時の同志社大学ラグビー部の「言葉」が、「カッコ良く」感じられる時代

の到来が待ち遠しいのです。


久々に書き込んでみましたが、現在私は修行中の身であります。

以前のように連日の更新は難しいと思いますが、機会を見つけてなるべく書き込んでいく

つもりでいます。

気軽にお付き合いいただければ幸いです。


それでは、本年も宜しくお願い致します。