第61回関東高等学校女子バスケットボール選手権大会、初日。

久々に高校バスケットを見に行って来ました。

昨日も書いたように、初日の今日は2会場に分かれていましたので、東京成徳、金沢総合、

昭和学院実践学園などが入っているAブロックを見て来ました。

今回有力チームがAブロックに偏っているように感じるのですが、そのおかげで見たいチー

ムはほとんど見る事が出来ました。


そんな中で東京成徳はやはり飛びぬけていました。

PGからCまで全く穴が無く、バックアップメンバーも充実しています。

恐らく関東には対抗できるチームは無いと思われます。

中でも目をひいたのがPGの金子(実)。

先輩吉田(JOMO)張りの視野の広いパスワークは、天野、間宮のツインタワーだけでな

く、チーム全体を活性化させていました。

吉田に比べてスピードでは劣るものの、シュート力(特に3P)に関しては現時点でも上回

っているかもしれません。

金子がコートにいるかどうかでチームのリズムが全く違っていましたので、逆に言えば金子

のバックアップの育成が急務かもしれません。(とは言うものの、金子自身がまだ1年生な

のですが。)

もう1人、こちらも1年生の山本も気になるプレーヤーです。

175cmという身長で、PGからCまでこなせそうなセンスを感じさせてくれます。

まだ遠慮がちではありますが、近い将来間違いなく主力になるんじゃないでしょうか。

逆に気がかりなのは、本田が思ったより伸びていなかった事です。

昨年度は故障がちだったことや、主将としての重圧などいろいろあるかとは思いますが、今

一度更なる飛躍を期待したいと思います。

後チームとしてインサイドで優位に立てなかったときにどうなるかです。

関東ではまず心配ないと思いますが、桜花学園などのように東京成徳に劣らないサイズのイ

ンサイド陣を持ったチームと戦う時に、今のままでは手詰まりなってしまいそうです。

今日はほとんどインサイドで圧倒する試合展開でしたが、敢えてインサイドを封印するよう

な試みも必要かもしれません。



その他のチームでは、相変わらず実践学園はキャプテンに厳しかったです。

2回戦では、かなりの時間試合に出してもらえず干されていました。

4Qに出場した時はHCもかなりフォローしていましたが、本当に実践学園のキャプテンは

大変だと思います。



後一つ気になったのは八雲学園。

ミニバスで全国を制したスーパーツインズ、神戸姉妹がいました。

昨年はほとんど高校バスケを見れませんでしたので気がつかなかったのですが、府中四中

から八雲学園に進学していたのですね。

相変わらずどのポジションでも出来るスキルを持ち、何よりもバスケットを良く知っている

プレーヤーです。

惜しむらくは165cmと身長に恵まれているとはいえず、今後各カテゴリーの代表に招集

されることは無いかもしれませんが、注目していきたい姉妹プレーヤーです。



明日は準決勝、決勝が行われます。

Aブロックは、金沢総合vs東京成徳昭和学院vs実践学園

Bブロックは、市立船橋vs荏田土浦日大vs千葉経済大付属。

今のところの予定では行けそうに無いのですが・・・。


でも諦めていません。

「諦めたらそこでゲームセットだよ。」