第61回関東高等学校女子バスケットボール選手権大会、決勝。

何とか時間を搾り出して、行って参りました富士北麓公園体育館。

午後からの観戦となりましたので、午前に行われた準決勝は見れませんでしたが、Aブロッ

クでは東京成徳実践学園が、Bブロックでは荏田土浦日大がそれぞれ勝ち、決勝戦に進

出していました。

まずBブロックから行われましたが、やっぱり昨日も感じたようにAブロックとはレベル差

があるようです。

パンフレットには載っていませんでしたが(多分)、各都県上位がAブロックで、下位がB

ブロックってことじゃないのかなあ。(間違っていたらゴメンなさい。)

試合は開始早々こそ荏田が走りかかったものの、土浦日大が落ち着きを取り戻すと一方的な

展開となっていきました。

ちょっと実力差があるように感じられました。

敗れはしましたが荏田は、たくさんの父兄が詰め掛けていて学校側のバックアップの大きさ

を感じました。

県立ではありますが、金沢総合同様に全国区にまで上っていけたら良いですね。


そして、私にとっての本題であるAブロック。

見終わってからの感想は、「関東大会っていうのは、各チームにとって何が何でも優勝を目

指す大会ではない。」ってことです。

各チームがIH前のステップとして捉えているように感じました。

この試合でも、両チーム共にベンチメンバーだけで戦う時間帯があったりして、新戦力の発

掘、チーム力の底上げに取り組んでいるようでした。

結果として約30点の大差がついたわけですが、お互いに試合を通してベストメンバーで戦

ったわけではなく、本当の実力差がそれ以上なのか、以下なのかは分りません。

試合を通して実践学園のPG水田が、フリースローラインから1歩入ったところから打つス

トップシュートが物凄い確率で決まり(ほぼ100%という印象)、東京成徳を苦しめてい

ましたが、時間が経つにつれて地力の差が出たように思います。

実践学園はC牧野が182cmある以外は、他のスタメンが皆170cm前後です。

したがってインサイドでは高さ負けするものの、逆にG陣は東京成徳の宮崎、金子が共に1

62cmですので、有利なミスマッチが作り出せます。

水田のドリブルインからのストップシュートが全く止まらなかったのは、こんなところにも

原因があるかもしれません。


2日間見た印象としては、今年の関東は東京が強いということです。

逆に言えば他県が苦しいという事ですが、IHで全国の強豪相手にどういった成績を上げら

れるのか注目です。

それによって、今年の東京が飛びぬけてレベルが高いのか、他県のレベルが低いのか答え

が出ます。

U−18のメンバーを見る限りでは愛知、大阪が強そうですが東京成徳との力関係は?

いまからIHが楽しみです。

楽しみだけど、佐賀で開催だから行けない。

残念だけど、これに関してはここでギブアップ。