ロッテ、2勝2敗のタイに

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=npb&a=20071016-00000156-jij-spo

やはりこの試合最大のサプライズはロッテの先発投手。

もう後が無い状況だけに当然成瀬の先発が予想されていたのですが、なんと小野。

バレンタイン監督は「成瀬1人で2勝は出来ない。」とその理由を言っていたようですが、日本の監督であれば間違いなく、「負けたらそれで終わりだろう。」と成瀬を先発させていたでしょうね。

私が日本のスポーツ界を見て物足りないのはこの部分で、優先順位を正しく判断できていないように思えるのです。

クライマックスシリーズの最大にして唯一の目的は、3勝して日本シリーズに進出する事のはずです。

1勝3敗でも、2勝3敗でも3勝挙げられなければ同じです。

したがって、チームは最終的に3勝挙げる為に一番確率の高い戦い方をしなければいけません。

ところが日本では「とりあえず目の前の1勝」、「今日勝たなければ明日は無い。」という考え方が普通で、0勝3敗よりも1勝3敗、1勝3敗よりも2勝3敗の方が評価されるのです。(日本だけではないと思いますが。)

日本シリーズに出れないことは同じなのに。


バスケットでもこういった考え方が普通であり、残り時間と点差を考えて、「今何をしなければならないのか。」という意識が希薄なように感じる事がしばしばです。

それが終盤リードされた状況での、ファールゲームの拙さに通じているようにも思えるのです。

リーグ戦であれば、ゴールアベレージが順位決定に影響を及ぼす事もありますが、基本的にはその試合でいかに相手より多く点を取るかということだと思いますので、その意識が浸透すれば、もっともっと面白い試合が展開されると思うのです。

期待してもいいでしょうか、WJBL選手の皆様。