モトGPオランダ

1、Nヘイデン(HONDA)
2、中野真矢(KAWASAKI)
3、Dペドロサ(HONDA)

壮絶なラストでした。

10週目あたりから、ずっとトップを争っていたヘイデンとエドワーズが最終ラップの最終

コーナーで2人ともコースアウト。

ヘイデンは何とかコースに戻れましたが、エドワーズは転倒して13位まで順位を落として

しまいました。

レースの大半をエドワーズの後ろで走っていたヘイデンでしたが、「いつでも抜ける。」と

いった余裕が感じられました。

最終ラップでヘイデンがトップに立ったときは、これで決まりかと思われましたが、初優勝

にかけるヘイデンの執念がレースを最後までもつれさせました。

3つ先のアメリカGP(2人にとっては地元)あたりで、またすばらしいドッグファイト

見られそうな予感がします。

このレースを勝ったことにより、ヘイデンはポイントランキングで2位のペドロサに42ポ

イントの大差をつけることが出来ました。

今期のヘイデンの安定感からすると、大きなアドバンテージを得たといえるでしょう。

最後尾からのスタートとなったロッシは、5週目くらいまでは全く乗れていませんでした

が、その後持ち直し最終的には8位でフィニッシュして8ポイントを獲得する事が出来まし

た。

この最悪の状況の中で、さすがロッシというところでしょうか。

ただ次戦のイギリスグランプリは1週間後の開催ということで、どれだけ体調を整えてレー

スに臨めるか、まだまだ苦しい状況は続きそうです。


オランダGPを終えてのポイントランキング上位、は以下のとおりです。

1、Nヘイデン (HONDA) 144点
2、Dペドロサ (HONDA) 102点
3、LカピロッシDUCATI)100点
4、Vロッシ  (YAMAHA) 98点
  Mメランドリ(HONDA)  98点