Wリーグ サマーキャンプ2007、初日
日本航空 77(19-15,23-9,18-20,16-18)62 シャンソン
スタメン
日本航空 伊佐、岩村、柳本、三井、矢代
シャンソン 藤生、池住、藤好、森本、中川
シャンソンは林(多分U−19)、高田(?)の姿が見えなかった意外は、ベテランも含めて11人が参加していて、昨年に比べれば人数的には充実しています。
心配されていた石川も、試合にこそ出なかったものの練習はフルメニューでこなしていて、順調に回復しているようでした。
しかしこの試合を見る限りでは今年のシャンソンは非常に苦しいと言わざるを得ません。
三木、永田の抜けたPGとインサイドの問題がそのまま出てしまっています。
ボールが中に入らない、さりとて切り込んでいく者もいない。
ボールはグルグルと外を回るだけです。
オフェンスのリズムが悪いためシュートに思い切りがなく入らない。
結果、積極性がなくなり、シュートセレクションが悪くなってますます入らなくなる。
まさに悪循環です。
藤生も状況打開のために3Pを打つか、もっと積極的に切り込んでいくかしないと相手のディフェンスは崩れません。
川井がPGとして起用されたのも、ベンチが藤生にそのあたりを物足りなく感じているからだと思います。
数少ない収穫としては、日下部の活躍でしょうか。
昨年の今頃は怪我でプレーできませんでしたが、闘志が前面に出るタイプで技術も確かです。
ひょっとしたら、今年大化けするかもしれません。
シャンソンに対してはファンであるが故についつい厳しい見方になりますが、まだ初日です。
明日以降の成長に期待しましょうか。
日本航空は前半でシャンソンを突き放し後半新人を投入するなど余裕の展開でしたが、昨年からの懸案事項であるP
Gの問題は依然として解決していないようです。
昨年同様、伊佐も山田もコートにいないという場面がありましたが、林HCは今年も昨年と同様の起用法をするつもりなのでしょうか。
この試合当たっていた大和谷の成長、層の厚いウイング陣、矢代ががんばるインサイドとPG以外は充実しているように見えますので、林HCも腹を据えてPGを固定したほうがいいように思うのですが、どんなものでしょうか。
三菱電機 52(7-23,9-16,14-25,22-24)88 トヨタ
スタメン
三菱電機 松島、橋本、丸山、松尾、黒木
トヨタ 三浦、櫻田、田代、鈴木、池田
三菱はまだ戦えるところまで仕上がっていないようです。
パスミス、ハンドリングミス、シュートも入らない。
コレだけ仕上がっていないと、逆に割り切ってチームを作りやすいと思えます。
そんな三菱が相手ですのでトヨタの出来が非常によく思えましたが、榊原も角井もDNPの状態ですので実際のところは分かりません。
ただpスタメン2年目の三浦は確実に成長しているように感じました。
マッチアップした松島はスピードで圧倒されていましたので、橋本をつけたほうがよかったかもしれません。
いずれにしても対面に常にプレッシャーを掛け、周囲もよく見えていましたので、今シーズンが非常に楽しみです。
期待される新人では櫻田がスタメンで出ていましたが、緊張したのか全くらしさが見られませんでした。
対して途中出場の小林は攻守ともに良いアピールが出来たのではないでしょうか。
昨年もサマーキャンプで好調さを見せていたトヨタ、今年も突っ走りそうです。
この会場に前シャンソンHCの李玉慈さんが来ていました。
初めはシャンソンの応援にでも来たのかと思っていましたが、どうやら三菱電機に帯同していたようです。
ご主人が今年から三菱の技術顧問になっていますが、本人もオリンピック終了後にでもHCとして加入するのかもしれませんね。
まあいいですけど、年老いた両親のお世話はどうなったのでしょうか。
荏原vsJOMO
横目でチラッとしか見ていませんが、JOMOは8人しか参加していないようです。
寺田はU−19だと思われますが、大神、立川、山田は休養でしょうか。
さらに練習はしていましたが吉田もDNP。
怪我をしているようでありませんでしたので、新原を育てるために敢えて出さなかったのでしょうか。
でもそれであれば他のポジションも同様に考えるべきだと思うのですが、内海、諏訪はほとんど出ずっぱり。
なんかバランスが悪い気がしてなりません。
しかも代表2人が出ているのに荏原に完敗。
「代表って、そんなに強くないのね」という声が聞こえてきそうです。
状態の悪いチーム同士、どんな試合になることでしょうか。