サマーキャンプ総括 、2

非常に苦しい戦いを強いられたシャンソンでしたが、各カテゴリー(主にUー21)に選

手を多く選出されてチーム練習がままならなかったことを考えれば、ある程度止むを得な

かったのかもしれません。

むしろこれでチームに危機感が芽生えればと、無理矢理ポジティブに考えるようにしてい

ます。


さて、このサマーキャンプを見て気になったことを二つ。(特に気になったこと。)

ディフェンス面では、オールコートプレスの多用です。

試合の序盤から仕掛けたりしていましたので、今シーズンのバリエーションの一つになっ

てくるのでしょう。

何故オールコートプレスなのか。

若手が多く体力的に可能な戦術だからというポジティブな理由と、永田が抜け補強の無か

ったインサイドに不安を抱え、前からプレスをかけることにより安定したセットオフェン

スでインサイドを攻めさせたくないという、若干ネガティブな理由があるように思われま

す。

ローテーションが上手くいかなかったり、相手1人のスクリーンに2人がかかってしまっ

たりと、まだまだ改善点は多いようですが積極的なトライに期待したいと思います。



そしてオフェンス面では、池住のPG起用です。

最初は藤生がベンチに下がった時に、たまたまそういうシチュエーションになったのか、

と思いましたが、何度も試しているようでしたので意図的な起用と考えた方が良さそうで

す。

やはりチームとしては3Pの打てるPGが欲しいのでしょう。

1試合通して任せるのはかなりの冒険かと思いますが、状況に応じては魅力的な選択肢に

なりそうです。

特に藤吉と2ガードの場合は、常にどこかにミスマッチを作り出せるため、相手にとって

は嫌な戦術だと思われます。

この2人がオールコートプレスで相手PGにプレッシャーをかけると、かなりの迫力でし

た。

是非本番でもトライして欲しいと思いますが、藤吉がPGの方が現実的かもしれません。

藤吉、池住、森本、中川、塚野、こういったメンバーでの試合も見てみたい。



次回から(明日といわないのが進歩?)、個人を取り上げてみたいと思います。

先ず初回は藤生から。(になると思います、きっと。)