オールジャパン、準決勝

雨の中行って来ました代々木第2体育館。

お目当ての第2試合、富士通vsシャンソン

試合開始前、早くも目が点。

また大野さんが主審ですかあ。

いったい何試合シャンソンの試合を吹くつもりなのでしょうか。

割り振りをしている審判部はどういうつもりなのでしょうか。

デリカシーってものがないんでしょうかねえ。


断っておきますが、それがシャンソンの敗因だなんていうつもりは毛頭ありません。

富士通だってずいぶん「すっとこどっこい」な判定に泣かされてましたし、矢野(良)なんて可哀想なもんでしたよ。

以前にも書き込みましたが、大野氏は今期シャンソンの試合の主審を8試合(昨日を入れれば9試合)も勤めています。

これだけ偏った割り振りがされれば、色んな憶測をされてもしょうがないでしょう。

対戦相手からはシャンソン寄りの笛だと感じられるでしょうし、私のようなシャンソンのファンは「シャンソンに対する嫌がらせ。」または、「大野氏がシャンソン固執する何らかの理由があるのか?」と勘繰ってしまいます。

もしこの件に関して正当な理由を説明できる方がいらしたら、是非教えていただきたいと思います。


前置きが長くなりましたが


富士通 76(14−13、9−14、23−10、13−10、OT13−10)73 シャンソン

BOXスコア
http://alljapan.jabba-net.com/2008/box.html?matchno=230

ゲームレポート
http://alljapan.jabba-net.com/2008/report.html?matchno=230

プレイbyプレイ
http://alljapan.jabba-net.com/2008/play_by_play.html?matchno=230&stage=99

一言で言うならば、「今日はシャンソンの日ではなかった。」ということでしょう。(おお!アメリカ的)

両チームにスーパープレイやラッキーなプレイがあり、ラッキーな判定アンラッキーな判定がある中、最後の最後まで勝利への執念は衰えることなく、最後の最後までどちらが勝ってもおかしくない試合でした。

先ずは両チームの選手に拍手。

畑がスタメンに入った富士通に対して、マッチアップの関係上シャンソンは2ガードを選択しないだろうと考えていましたが、スタメンこそ相沢の1ガードだったものの、試合の大半を2ガードで戦いました。

結果ミスマッチで得点される場面も多々ありましたが、ボールの流れやルーズボールへの働きかけといった運動量の部分で対抗、最後まで競った試合となりました。

驚くべきはベテランぞろいの富士通が6人で戦いぬいたことです。

しかも、三谷、船引(か)、畑は45分間フル出場。

若手がこのメンバーを超えるのは大変そうですね。

勝戦は大丈夫でしょうか?

一方のシャンソンも、終盤渡辺の足がつり、相澤もつりかけていたようです。

これからリーグ終盤、プレイオフを見据えたとき、林、藤好、森本、それに(渡辺の負担を軽減するためにも)中川の出場時間が伸びることを期待します。

やはり、どんなに先輩が体を張って見せてくれても、同じコートの中にいるのといないのでは吸収できるものには大きな違いがあるはずです。

ナイスゲームではありましたが負けは負け、悔しさを糧にいっそうの奮起を期待します。



後気になったのは、シャンソンベンチが判定に対して過剰に抗議していたことです。

確かに納得できない判定も多かった様に思いますが、大野、富田両審判があからさまに不快な表情をするほどの抗議は試合中どんなものかと。

しかもHCだけでなく、団長、部長までとなると尚更です。

気持ちとしては十分わかるのですが、抗議で判定が覆ることはほとんど有り得ないのですから、コートで戦う選手のためにも自制していただければと思います。




トヨタ 76(21−19、8−11、19−17、19−20、OT9−12)79 JOMO

BOXスコア
http://alljapan.jabba-net.com/2008/box.html?matchno=229

ゲームレポート
http://alljapan.jabba-net.com/2008/report.html?matchno=229

プレイbyプレイ
http://alljapan.jabba-net.com/2008/play_by_play.html?matchno=229&stage=

両チームとも緊張からか、重いゲーム展開となりました。

JOMOがこれだけフリースローを外すのも珍しいでしょう。

スーパールーキー櫻田も、吉田にマッチアップされるとなかなか振り切れず結局3Pは0に終わってしまい、トヨタとしては攻撃の片翼を奪われた形となりました。

その分、角井、鈴木がアウトサイドに出て打っていましたが、精度がもうひとつで流れを引き寄せることができませんでした。

ゲーム終盤、両チームともインサイドのプレーヤーを一人にして、トランジッションの激しいゲームとなりました。

「日本代表センターが2人とも勝負どころでコートにいないのはどうよ?」とも思いますが、結果勝利を収めたのですから内海HCの英断だったということでしょう。

大神が頑張りすぎるという悪いときのJOMOのパターンになりかけていましたが、第3Qにベンチに下げて頭を冷やさせたり、途中出場の内海が勝負所で決めたりと、内海HCの采配が光った試合だったように思います。(たまには褒めないと。)



2試合ともに延長戦にもつれ込み、HPなどでは好試合だった印象しか得られないと思いますが、現場で見ているといろいろな問題が見えてきます。

なかでも審判と選手、HCの関係は相当に深刻です。

審判が技術向上に努めなければいけないのはもちろんですが、試合中選手やHCが悪し様に審判を罵るようなことを許しておいてはいけないのではないでしょうか。

ベンチへのテクニカルファウルをとってもいいように思うのですが・・・。

自分のジャッジが公正であると自信をもって言えるのであれば、毅然ととれると思います。

くどいようですが、自身の技術向上に努めるというのが大前提です。