オールジャパン、決勝

富士通 80(21−20、19−16、16−20、24−14)70 JOMO

BOXスコア
http://alljapan.jabba-net.com/2008/box.html?matchno=231

ゲームレポート
http://alljapan.jabba-net.com/2008/report.html?matchno=231

プレイbyプレイ
http://alljapan.jabba-net.com/2008/play_by_play.html?matchno=231&stage=

見応えのある試合でしたが、第4Qに突き放した富士通の快勝でした。

矢野良子大神雄子、それぞれのエースがチームのトップスコアラーとなりましたが、「組織の中の矢野良子」だった富士通に対して、JOMOは「大神雄子とその一味」といった感じでした。

それでも内海、田中といったところは自分のリズムでシュートを打とうと狙っていましたが、吉田は完全に腰が引けていました。(オフェンスに関して。)

追い詰められた試合終盤にはそのポテンシャルを発揮していただけに残念です。

やはり試合に出るということはチームを背負うことであり、その覚悟が出来ていないとプレーに積極性が出てきません。

ディフェンスはまだしも、成功、失敗がはっきり結果として出てしまうシュートは特にそうです。

吉田だけでなくシャンソンの若手にも同じことが言えるのですが、チームの暗黙の序列の中でいつしか埋もれていくことの無いよう願います。

かといって、その責任の重さもわからず能天気にプレーされても困るのですが。


昨日に続き終盤ノーセンターになってしまったJOMOですが、今後のプレーオフを考えると大きな課題が残りました。

現在JOMOは大神、吉田、田中、林、山田のスタメンに内海、諏訪を交代要員にローテーションさせていますが、富士通が畑をスタメンに起用したことにより、どうしても矢野(良)のところがミスマッチになってしまいます。

特に林が出ていないときなどは、ピックアンドロールからのゴール下は、ほぼオートマチックに得点を許してしまいました。

もともと富士通の三谷、畑に比べると、山田、諏訪は機動力で劣りますので、外につり出されるとディフェンスの大きな穴となってしまいます。

そこで矢野(良)にインサイドをつかれると、ヘルプに行ってもサイズ的にミスマッチな為なかなか止められません。

せめて長南がいればもう少し何とかとも思うのですが・・・。

昨年の川畑の役割の大きさが身にしみます。

プレーオフまでに内海HCがどのような手段を講じてくるのか注目です。




TV中継はまだチェックしていませんので、会場がどのように映っていたのかはわかりませんが、ベンチの逆サイド(TVに映らない側)の指定席はガラガラでした。

チケットを買って入ったと思われるのは20〜30人ぐらいかなあ。

TVに映った側はほぼ満員だったと思いますが、正規の金額を払った人は何人いるのでしょうか。

というのは、そこにいる観客の多くはどこかの高校か中学のチームの子達で、とても3500円などという料金を払ったとは思えません。

きっとTV中継があるのに、ガラガラのスタンドではまずいという主催者側の判断で動員されたんじゃないかというのは穿った見方でしょうか。

自由席は超満員で(立ち見も多数)、試合内容もよく大変盛り上がっていましたので、主催者側には料金設定を再考していただきたいものです。

指定席で見ようとしたら家族3人で1万円を超えてしまうなんて、高すぎると思いませんか主催者の皆さん?

アリーナ席もあの値段で売るのであれば、もっと見やすくしていただかないと納得できません。

客席の中では一番コートに近いといっても、その前にはオフィシャル席がありーの、お偉いさんの席がありーので選手の上半身しか見えない。

なおかつ応援するチームのサイドも選べないなんて、やらずぼったくりの泥棒みたいなもんですよ。

JBLの地方開催もそうですが、やりっぱなしではなく観客の満足度をチェックして対応しないと次につながらないと思うのですが、どうでしょうか?

え? 余計なお世話だ?

大変失礼いたしました。


何はともあれ、富士通の優勝でオールジャパンは終了。

来週からWJBLは残り3週に入ります。

一番の注目はプレーオフの残り一枠(実質)争い。

オールジャパンでも接戦を演じたシャンソンとアイシンAWのマッチレースです。

残りの対戦相手は、直接対決以外は

シャンソン日本航空JOMO

アイシンAWは日立HTとトヨタ

若干アイシンAWのほうが楽かとも思われますが、ここまできたら何が起こるかわかりません。


来週は浜松、静岡に行く予定でいます。