第23回FIBAアジア女子バスケットボール選手権大会

昨日全日程を終了し、日本は3位で世界選手権の出場権を獲得、最低限のノルマは達成することが出来ました。

力の差がありそうなvsタイ、vsインドを除き、主に録画で観戦したのですが、世界選手権の出場権を獲得した安堵感よりも、中国、韓国の2強との力の差に愕然とさせられました。

バレーでも言えることなのですが、日本が世界でどこのポジションを目指すのかといったことをはっきりさせたうえで、選手のセレクト、強化をしていかなければなりません。

現状のようにアジアで3位を確保し世界大会に出場できればいいのであれば、今のメンバー、戦術でもいいのでしょうが、積極的にアジアのトップ、世界の上位を狙っていくのであれば今のままでは難しいように思えます。

最大(永遠)の課題はサイズ。

日本にとって最大のストロングポイントとも思われる、吉田、大神の2ガード。

今大会では更に内海、櫻田が3番ポジションに入ることが多かったために、なんと1番〜3番までが175cm以下。(櫻田が出ているときは170cm以下)

PGだけならともかく、SG、SFまで常時ミスマッチでは、1試合持ちません。(特にDF)

今や世界のスタンダードは、PG175cm以上、SG180cm以上、SF185Cm以上、PF、Cは190Cm以上です。

だからすぐにチームを大型化しろと言っても無理なことは分かっています。

ただ180cm以上の選手はほぼオートマチックにPF、C(いいとこSF)という現在の強化の流れには疑問を感じます。

シャンソンの元HC李玉慈が178Cmの藤吉を、日本航空の元HC林永甫が177Cmの高橋を、それぞれPGにコンバートしようとした発想は日本では受け入れられないのでしょうか。

トップエンデバーの段階から、サイズだけでなくフィジカル、スキルといった部分も加味して、大型PG、大型Fの養成を図れば、きっとそれなりの人材はいると思うのですが。


各チームの事情等を考えれば、私の言っていることが「無理難題」、「ないものねだり」、に限りなく近いことはわかるのですが、今大会のあまりの惨状を見るにつけ、そう願わずにはいられません。

とはいえ、慣れない土地での体調不良者続出の中、最低限とはいえノルマを果たしてくれた選手、スタッフには感謝したいと思います。

お疲れ様でした。