平成21年度バスケットボール女子日本代表候補選手発表

http://www.jabba-net.com/jabba/news/2009womensnational_20090328.pdf

第1次強化合宿が終わり、最初のふるいがかけられました。

落選したのは以下のメンバー。

PG 

蒲谷千恵(富士通

SG

田中利佳JOMO

SF

名木洋子(富士通

藤吉佐緒里シャンソン

PF

渡辺由夏シャンソン

森ムチャ(拓殖大学

C  

山田久美子JOMO

渡嘉敷来夢桜花学園高校

の8名です。



渡辺と藤吉の落選は残念ですが、シーズンの実績を見れば止むなしといったところでしょうか。(特に藤吉)

来シーズンは大きく飛躍して、中川とともに文句なしの実績を作り代表に選出されて欲しいものです。


むしろ疑問なのはその他の選手の落選理由です。

逆にいえば最初の選出理由ということでもあるのですが。

名木、蒲谷は富士通の選手なのですから、中川HCは彼女たちに力量を把握しているはずです。

1次で落とすくらいであれば、呼ばないほうが良かったのではないでしょうか。

また山田についても知り抜いているわけですから、なぜ呼んだのでしょうか・・・、とても不思議です。

本番は12月ですので、ベテランがこの時期にピークを合わせてくるはずもないわけで、判断の基準は「力量(実績)」、「HCの目指すバスケットに適合できるか」ということになりますが、そんなことは初めっから分かっていたことで・・・、ねえ。

また、PG以外の170cm以下の選手というのもどうなんでしょうか。

昔みたいに「忍者ディフェンス」とか言いながら世界に伍していられた時代だったらともかく、ただでさえ体格のハンディを背負っているのに、コート上に170cm以下の選手を二人置くというのは決して得策ではないよなあ。


まあとりあえずはお手並み拝見といったところでしょう。

 平成21年度バスケットボール女子日本代表候補選手発表

http://www.jabba-net.com/jabba/news/2009womensnational_20090321.pdf

3月23日からの第一次強化合宿に先駆けて候補選手が発表されました。

協会から発表されたメンバー表は年齢順で見にくいのでポジション別に整理してみました。

PG

小畑亜章子(OBATA、AKIKO) デンソー 
大神雄子(OGA、YUUKO) JOMO
蒲谷千恵(KABAYA、CHIE) 富士通
吉田亜沙美(YOSHIDA,ASAMI) JOMO

SG

磯山絵美(ISOYAMA、EMI) 日立ハイテク
田中利佳(TANAKA、RIKA) JOMO
櫻田佳恵(SAKURADA、YOSHIE) トヨタ
池住美穂(IKEZUMI、MIHO) シャンソン
内海亮子(UTSUMI、RYOKO) JOMO

SF
名木洋子(NAGI、YOKO) 富士通
鈴木一実(SUZUKI、HITOMI) トヨタ
藤吉佐緒里(FUZIYOSHI、SAORI) シャンソン
高橋礼華(TAKAHASHI、REIKA) 日本航空

PF

三谷藍(MITANI、AI) 富士通
渡辺由夏(WATANABE、YUKA) シャンソン
鈴木あゆみ(SUZUKI、AYUMI) 富士通
森ムチャ(MORI、MUTYA) 拓殖大学
高田真希(TAKADA、MAKI) デンソー
間宮佑圭(MAMIYA、YUKA) 東京成徳大学高校

小磯典子(KOISO、NORIKO) アイシンAW
矢代直美(YASHIRO、NAOMI) 日本航空
山田久美子(YAMADA、KUMIKO) JOMO
諏訪裕美(SUWA、HIROMI) JOMO
渡嘉敷来夢(TOKASHIKI、RAMU) 桜花学園高校

以上24名

ポジション別には

PG4名、SG5名、SF4名、PF6名、C5名

所属チーム別には

トヨタ2名、JOMO6名(間宮を入れれば7名)、富士通4名、シャンソン3名、デンソー2名、日本航空2名、アイシンAW1名、日立ハイテク1名、拓殖大学1名、東京成徳大学高校1名、桜花学園高校1名

となっています。

パッと見SFが薄いようにも感じますが、三谷や渡辺のポジションアップも当然考えられますし、SFのメンバーがSGで起用されるということも十分考えられるわけで、とりあえずのポジション分けと考えたほうがよさそうです。

シャンソンからは渡辺、池住、藤吉の3名ですが、欲を言えば石川、中川も選んでほしかった・・・。


正直なところ、どんなバスケットを目指すのか解りかねるメンバー構成ですが、ロンドン目指して頑張ってほしいものです。



そんな中、こんなニュースも。

バスケ矢野が富士通退団へ 榊原、相沢も代表候補落ち

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/basket/other/headlines/20090321-00000083-kyodo_sp-spo.html

この不況の中、経費削減のあおりを食っての退団なのでしょうか。

ポジティブに考えれば、WNBAへの挑戦とか・・・。

もし国内移籍ということになれば、欲しがるチームはいっぱいあるんでしょうね。

いずれにしてもあれだけの選手ですので、いい形での移籍を果たし09−10シーズンに元気な姿を見せてほしいと思います。

 FAINAL of FAINAL

第3戦

シャンソン 68(12-28、18-22、13-36、25-18)102 JOMO

BOXスコア http://www.wjbl.org/schedule_result/boxscore_html?sid=2738

game report http://www.wjbl.org/schedule_result/game_report_html?sid=2738


第4戦

JOMO 107(28-20、21-21、18-22、27-31、OT13-11)105 シャンソン

BOXスコア http://www.wjbl.org/schedule_result/boxscore_html?sid=2739

game report http://www.wjbl.org/schedule_result/game_report_html?sid=2739



勝ちたい気持ちがJOMOの方が強かったなんて思わない。

ただ、ほんの少しだけの運と・・・、悔しいけれど地力(特にファイナルにおける戦い方の引き出し)が、シャンソンよりもJOMOの方が勝っていたのだと思う。


MVPを獲得した吉田。

大神の欠場が彼女の潜在能力を引き出してしいました。

チーム内の序列の問題はあるでしょうが、来季は吉田をPGに固定した方が対戦相手としては厄介でしょうね。

田中、内海といったシューターは、明らかに吉田のゲームメイクの方が気持ちよくシュートを打てています。

内海HCが大神のPGにこだわってくれれば、それはそれでラッキーなのですが・・・。




シャンソンは相澤の引退が濃厚という事で、来季はPGの確立が急務となります。

普通に考えれば、林、伊佐、藤生の中からということになると思うのですが、出来ればオクチャ前HCが考えていたように、藤吉のコンバートを真剣に考えてみたらどうでしょうか。

ポテンシャルは充分だと思うのですが・・・。

PG藤吉、SG池住、SF中川、PF渡辺、C塚野、6マン石川。

とても魅力的な大型チームですよね。

梅嵜HC、一度真剣に考えてはみてもらえませんか。

それには先ずフロントコート陣の強化が急務ですね。

藤吉や中川がパートタイムでならばともかく、スタメンで4番を務めているようでは困ります。

渡辺、塚野、高田に新人の杉山、場合によっては元山といったところで、4,5番をまかなっていかないと(いけないと)、来季も苦しい展開となるように思います。

藤吉を便利使いして、器用貧乏にしないようお願いしたいと思います。


来季こそシャンソンにとって良いシーズンでありますように。

  08-09 Wリーグ プレーオフ/ファイナル 第2戦

JOMO 71(10-18、19-14、11-19、31-23)74 シャンソン

BOXスコア http://www.wjbl.org/schedule_result/boxscore_html?sid=2737

game report http://www.wjbl.org/schedule_result/game_report_html?sid=2737

JOMOの怒涛の追い上げに肝を冷やしましたが、なんとか1勝1敗の五分に戻す事ができました。

改めて吉田の凄みを見せつけられました。

その時シャンソンベンチで戦況を見守る中川と藤吉を中継カメラが捉えていましたが、2人にとって同期の吉田の活躍が大きな刺激になってくれればと思います。

萩原、永田の両解説者は試合の終り方の良し悪しを指摘していましたが、本来この場面でシュートに行かなければならない、田中、内海のシューターがこの追撃に絡んでいないということは(ディフェンスは別にして。)JOMOにとっても決して良い形ではないように思われます。

吉田の超人的な活躍にも拘らず追いつけなかったJOMO

ついに吉田を休ませる事が出来ずフル出場させてしまいました。

シャンソンも中川以外のスタメンを37〜38分使ってしまいましたが、その収支は明日のゲームにどのような影響を与えるのでしょうか。

池住にボール運びを任せる場面が多々見られましたが、相澤の体力面を考えての事でしょうか。

やはりシャンソンとしては、中川、藤吉の出場時間を伸ばす事で、ベテラン陣の出場時間を少しでも抑えたいところです。

それにはやはり2人がプレーの内容でHCを納得させるしかないでしょう。

2人ともかなり良くなってきているように感じますので、このプレーオフで結果を出してもらいたいものです。

2年前のJOMOに出来たのですから、今年のシャンソンに出来ないはずが無い。

敵は自分の心だけです。

頑張れ!

{WJBL] 08-09 Wリーグ プレーオフ/ファイナル 第1戦

シャンソン 66(16-16、12-24、20-20、18-13)73 JOMO

BOXスコア http://www.wjbl.org/schedule_result/boxscore_html?sid=2736

game report http://www.wjbl.org/schedule_result/game_report_html?sid=2736

残念ながら第1戦を落としてしまいましたが、いくつかの光明もあったように感じました。

勿論勝つに越した事はないのですが、ファイナルを戦っていく上で使える事使えない事もハッキリしてきたように思いますし、大神を欠いたJOMOが山田、諏訪のC陣の体調が万全ではない事もあり、当初考えていたよりも選手層が厚くないという事が分ったのはシャンソンにとって付け入る隙となりそうです。

中川、藤吉の3年目コンビがそこそこやれていたように思いますが、同期の吉田の活躍を見るにつけ、このファイナルで大化け(覚醒)して欲しいと切に思います。

特に藤吉に関しては、終盤痛恨のミスがありましたが、今ファイナルで必ず取り戻して欲しい。

シュートタッチは戻ってきていますので、エースの座を奪うくらいの勢いで内外両方から積極的にゴールに向って欲しい。


最後に・・・、高田ああ、しっかりせんかい。

山田に対してのディフェンス弱すぎ。

藤吉の方がよっぽど踏ん張ってるじゃないか。

本職のCは他にいないのだから、もっと粘れよ。

諦めてお手上げっていうような顔しちゃあ駄目だよ。

次は頼むよ。

 08-09 Wリーグ プレーオフ/ファイナル

いよいよ今日開幕。

勝負のカギは、JOMO#53林が握っているような・・・。

林の3Pが確立よく決まった場合、基本的にJOMOC陣に対してWカバーしなければならないシャンソンのディフェンスが、渡辺、藤吉、石川まででローテーションできるでしょうか?

相澤、池住のG陣まで巻き込まれるとちょっと苦しくなりそうです。

シャンソンでは藤吉に当たりが来れば、JOMOとしては的が絞りにくくなりそうです。

よって両チームのキープレーヤーは、シャンソン藤吉と、JOMO林。

それ以外はやって当たり前。


それともう一つは、スイープできなかった場合JOMOの吉田が体力的にもつかどうか。

決して体力のないプレーヤーではありませんが、大神のいない時の負担はオフェンス、ディフェンスともに尋常ではありません。

シャンソンとしては吉田がベンチの時に、思いっきりゆさぶりをかけて吉田が休めない状況を作りたいところです。


なにはともあれ間もなく開幕。

今回会場にはいけませんが、両チームの健闘をお祈りします。


でも、勝つのはシャンソンであって欲しい。

 プレーオフ、素朴な疑問

まあ、どっちでもいいっちゃいいのですが、WJBL公式サイトを見ると第1戦 、3戦、5銭がシャンソン化粧品(4位)vs JOMO(と表記されています。

1位のトヨタを破ったということでシャンソンが淡色のユニフォームスタートになったのでしょうか?

トーナメントならばいざ知らず、この場合はJOMOが淡色スタートのほうがなんとなく納得できます。

プレーオフもトーナメントだよと言われれば、「おっしゃる通り。」としか言えませんが・・・。