女子ワールドグランプリ、韓国ラウンド。
ロシア 3(25-23,25-17,25-21)0 日本
やはり、ロシアは高い!
残念ながら現時点では、力の差は明白でした。
以前に比べて弱点であったレシーブの脆さが改善されていて、チーム全体の安定感が格
段に増していました。
日本は木村の所からサーブレシーブを崩されて、苦しい体勢でのスパイクを強いられ、ロ
シアの高いブロックの餌食になってしまいました。
ここで難しいのは、木村のサーブレシーブをどうするかという問題です。
サーブレシーブというのは、ある程度のところまで行くとセンスがものを言うところがあ
り、たくさん練習したからといって必ずしも上達するものではありません。
かといって、ここで木村をサーブレシーブから外せば、彼女自身ずっと苦手意識を持って
プレーしなければならなくなり、チームにも大変な負担を強いる事になります。
一番望ましいのは、木村自身がふとした拍子に、サーブレシーブのコツを掴んでくれる事
なのですが、そう上手くいくかどうか、案外この問題は長引くかもしれません。
今日の試合で、途中から落合に変って起用された小山ですが、日本の中では高さとパワ
ーが飛びぬけているように感じられたのですが、いかんせん打数が少なかったです。
スパイクの時に、かなり前でボールを取っているように見えましたので、後ろからの2段
トスなどはあまり得意でないかもしれませんが、もっと試合で使って欲しい選手ですね。
これで通算4勝2敗となり、決勝ラウンド進出は見えてきたと思うのですが、柳本監督は
どのような課題や目的を持って、今後の試合に臨むのでしょうか。